シスター・プリンセスオリジナルストーリー 『お兄ちゃんといっしょ』
─ 咲耶 ─
ねぇ、お兄様、起きてる?ウフフッ…私、なんだか今日はうまく眠れそうになさそう。胸がドキドキして…、きっとちょっぴり興奮してるの。そう…だって、今日はこうして私のとなりにお兄様が一緒に寝てるんだもの。
お兄様…覚えてる?私が、今よりももっとずっと小さかった頃はよくこうして一緒に眠ったわよね。それも、こんな風に一緒の部屋って言うだけじゃなくて、もちろん…そう、一緒のベッドで。ウフフッ。
一日たっぷり遊んでから、寝る時間になって…お兄様が「かわいいよ」って言ってくれたお気に入りのピンクのパジャマに着替えた私が「お兄様のベッドで一緒に寝るんだー!」って大騒ぎを始めると、お兄様はいつもちょっと困ったような顔でため息をついて私を見るの。でも、でもね、次の瞬間には、「仕方ないな」って言うような顔で小さく笑って、「おいで」って私のほうに向かってお布団をガバーっと…。ウフフッ。そうすると私、すっかり嬉しくなって、お兄様のふところに向かって駆け出していくのよね。「うわーいお兄様大好きー!」って…。ウフッ。そしてお兄様のおなかにぎゅーってっくついて…。
あの頃は二人ともまだ小さかったから、シングルのベッドの中に2人で入っていてもちっとも狭くなんかなかったのに…。今はもう2人で入ったらぎゅうぎゅうになっちゃうのよね。ウフッ。なんだか寂しいような嬉しいようなちょっぴり複雑な気分だわ。お兄様はどう?私たち、知らないうちに大きくなってるのね。あの頃は、こんな風にお兄様と離れ離れになっちゃう日が来るなんて思ってもみなかったけれど…。でも、ま、いっか。今はこうして…お兄様が隣に居てくれるんだもの。
私、今、とっても幸せな気持ちよ…。ねぇお兄様、これからもずーっと私のそばにいてね。どこにも行っちゃダメよ。お兄様のこと、世界で一番愛してるのは私なんだから。ずっとずっと…私がお兄様の一番そばにいたいの。お兄様、お休みなさい…。
大好きなお兄様に…。私の、ありったけの愛を込めて……お休みなさいのキスを…ア・ゲ・ル。チュッ。
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