シスター・プリンセスオリジナルストーリー 『お兄ちゃんといっしょ』
─ 衛 ─
あのー、あのー、あれぇ?あ・に・ぃ。あーあ、やっぱりもう寝ちゃったかなぁ。ようっし。ちょっとつっついてみようかな。つん、つんっと。
うわあ!なぁんだ、あにぃってば、びっくりした。なんだ、やっぱり起きてたんだ。
う、ううん…あの、ホラ、別に用はないんだけど…ただ、あにぃはもう寝ちゃったのかなーって。ホラ、せっかくいっしょに寝るのにさ、もう寝ちゃったなんて、なんだかつまんないなーなんて思って。えへへへっ。あーっ。もう、そんなに笑わなくたっていいじゃないか。だって…だってさ、あにぃってばボクの方に背中を向けて布団かぶっていたから。寝てるのかどうか全然分からなくて。だから、ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ、おなかのところつっついてみよっかなーって。だって、あにぃのおなかスースーって息に合わせて動いてて、なんだかちょっぴり突っついてみたくなったんだもん。えへへっ。
あっ。でも、これってあにぃがボクの方向いてないからいけないんだぞ。ねっほらあにぃ、ボクの方向いて。
あっそうだ。ボク、あにぃの方のベッドに行ってもいい?今日は一緒のおふとんにくるまって寝ようよ。
えへへへっ。ほら、こうしてると、ボクとあにぃ、ぴったりくっついて、おかおのおでこごっちんってしたくなるくらい、こーんなにそばにあるよ。えへへっ。こうしてると、まるであにぃとキャンプに来たみたいだね。
あにぃと二人でいっぱい遊んで、夕ごはんにはたき火でカレーを作るでしょ。夜は、ちっちゃなグリーンのテントの中で二人で並んで寝るんだ。きっとボク、今みたいに…あにぃの方に侵入しちゃうよ。それでね、二人でくすぐりっことかしちゃって、大笑いして…。
ふぁーあ。あれ?あにぃ、ボク、あったかくなって…少し眠くなってきたみたい。あにぃはどーお?今日はあにぃと一緒だから、きっとよく眠れるね。
あにぃ、おやすみなさい。明日は、ボクが起こしてあげるからね。一緒に早起きして、走りに行こうね…。
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