シスター・プリンセスオリジナルストーリー 『お兄ちゃんといっしょ』
─ 花穂 ─
えへへ、えへへへっ。
お兄ちゃま、花穂、今日はなんだかちっとも眠くないみたい。どうしちゃったのかな?
もうちゃあんと歯磨きも、うがいも済んで、お兄ちゃまにおやすみなさいもしたのに、変なの。あのね、花穂はね、いつもベッドに入って、お布団をかぶったら、もうすぐに眠くなって、『ふひゃぁぁぁぁ』って、あくびが出てきちゃんだぁ。それでね、すぐに寝ちゃうの。えへへっ。気がつくと、いっつも、ぴかぴかの朝が来てて、あっ!テラスのお花に、お水をあげなくちゃ、って思って、起きるんだ。
眠る前には、いつも、お兄ちゃまが夢に出てくるといいなって思うけど、ホントは、朝起きると、あんまり覚えてないみたい。あっでもね、この間の夢は、とってもよく覚えてる。
花穂ね、夢の中で、お兄ちゃまと一緒にお買い物をしてるんだけど、その途中でね、花穂転んじゃうの。えへへっ。花穂、夢の中でも転んじゃうなんて、ドジ、だよね…。あっでもね、でも、その時はすごかったの。となりで一緒に歩いていたお兄ちゃまが、すぐに花穂のこと起こしてくれて、すごく心配そうに、『花穂、大丈夫?』って、言ってくれて、だから花穂ね、嬉しくなって、『うん、大丈夫。どこもけがしてないよ』って言ったら、お兄ちゃまがね…。えへへっ。花穂ににっこり笑って、『花穂はいい子だな』って言って、花穂の目の前でぱって手を開いたら、そのお兄ちゃまの手の中にね、ほっかほかのたいやきが一つ、入ってたの。花穂、お兄ちゃまと半分こして食べたんだぁ。一口パクってしたとたんに目がさめちゃって、ちょっぴり残念だったけど、でも、とってもとっても嬉しかったな。ねぇ、お兄ちゃま。花穂、今日もあんな夢が見れるかなぁ。
あっそうだ。花穂、お兄ちゃまのほうのベッドに一緒に入ってもいい?
お兄ちゃまのベッドに入って、お兄ちゃまにぴったりくっついて眠ったら、そしたら、きっとお兄ちゃまの夢、見れちょうよ。
えへへっ。
ねぇ、お兄ちゃま、お願い。花穂、大丈夫だよ。そんなに寝相悪くないもん。
今日は、お兄ちゃまのとなりでぐっすり寝ちゃうんだ!
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可憐 花穂 衛 咲耶 雛子 鞠絵 白雪 鈴凛 千影 春歌 四葉 亞里亞
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