シスター・プリンセスオリジナルストーリー 『お兄ちゃんといっしょ』
─ 可憐 ─
お兄ちゃん、まだ起きてる?あ、だめ。恥かしいからこっち見ないで。
お兄ちゃん、あのね、今日は、可憐のところに泊まりにきてくれて、ほんとにどうもありがとうって。それだけ言おうって思って。
起こしちゃったらごめんなさい。ほんとに大丈夫?
うん、こうして、お兄ちゃんの隣でいっしょに寝てると、可憐、とっても幸せな気持ち。うふふっ。
どうしてかな?いつも、ずーっと、ずーっと前から、可憐はいつだってお兄ちゃんのそばが一番安心できるの。こうしてじっとしてると、お兄ちゃんの匂いがする。いつもの可憐のお部屋とは違う、お兄ちゃんのにおい。
そうだ、ねえ、お兄ちゃん。可憐、お兄ちゃんのほうに行ってもいい?
まだ可憐がもっとずっと小さかった頃はいつもお兄ちゃんと同じお布団で寝てたの、可憐、ちゃんと覚えてるよ。
可憐がお兄ちゃんのわきの下にくっついて隠れちゃうと、可憐の体が全部すっぽりお布団の中に隠れちゃうから、『可憐、いなくなっちゃった!』って、お兄ちゃんに言うんだよね。可憐がそう言うと、お兄ちゃん、いつも笑ってた。そして、わざと大きな声で、『あれ?可憐はどこに行っちゃったのかな?』って。えへへ。
まだちっちゃかった可憐は、真っ暗なお布団の中で、お兄ちゃんのおなかにしっかりつかまって、お兄ちゃんのにおいにすっかり包まれて、うれしかったな。
お兄ちゃんの胸に耳をつけると、お兄ちゃんの心臓がゆっくり、どき、どき、ってしてるのが聞こえるの。そうすると可憐ね、『あっ!可憐の大好きなお兄ちゃんだ!』って、思って何だかすごく安心して、うふふっ。それで、いつもそのまま寝ちゃったの。
いつも、朝になると、可憐はいつの間にか隣のベッドに移ってて、ちょっと離れた隣のベッドにお兄ちゃんお兄ちゃんが寝てるのを見つけるの。
可憐いつも、『あれ?お兄ちゃんの隣で寝てたはずなのに…』って、不思議だったな…。
ねぇお兄ちゃん、やっぱり可憐、お兄ちゃんのことが世界で一番大好き!
今日はお兄ちゃんの隣で寝かせて、ほしいな。
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可憐 花穂 衛 咲耶 雛子 鞠絵 白雪 鈴凛 千影 春歌 四葉 亞里亞
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