| 可憐 | お兄ちゃん……。 |
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| 航 | 初めて来た時は、この島が嫌に見えた。ただ、不安だった。なにに、今は。 フフッ。みんな、帰ってきたよ。 |
| じいや | 航様、どうぞ。 |
| 航 | 歩いて帰るよ。 |
| じいや | …今日は、『お兄ちゃんの日』でございましたな。 |
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| 航 | すぅー、はぁー。海のにおい、久しぶりだ。 |
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| 燦緒 | いいかげん諦めるんだな、眞深。航は、あの島に行きたいなんて言わないよ。 |
| 眞深 | あんちゃん! |
| 航 | 眞深ちゃん…、僕は、行かないよ。 |
| 眞深 | ……! |
| 燦緒 | さぁ、行こう。 |
| 航 | ……。 |
| 燦緒 | ん?航? |
| 航 | 燦緒……。僕は行かないよ。学校へは。 |
| 燦緒 | …なっ!?航!? |
| 眞深 | あんちゃん。 |
| 燦緒 | 何を言っているんだ.僕らは、選ばれた人間になるんだよ。それが、僕たちの夢だったじゃないか。今までの努力を無駄にする気か。ここにいれば、欲しいものは何でも揃う。したいことは何でも… |
| 航 | でも、ここにはあの子たちはいないんだ。 |
| 燦緒 | ……。 |
| 航 | 一年前の僕は、燦緒や皆井と同じだった。でも、僕は妹達と出会って、だんだん分かってきたんだ。 |
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| 女の子 | クスクス、クスクス… |
| 航 | 約束だったね。 |
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| 燦緒 | 妹。島。何を言っているんだ、ここにいることがかっこいいことなんだよ! |
| 航 | 僕は妹達から、たくさんのものをもらった。今度は僕が、妹達にしてあげる番なんだ。 |
| 燦緒 | 分からない…。僕には分からない、航! 君は僕の前からいなくなるのか…….かっこわるいな、航。 |
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| 航 | はぁ、はぁ、はぁ。 ただいま!みんな、帰ったよ! 可憐ちゃん! 雛子ちゃん? 花穂ちゃん? 咲耶ちゃん! …。誰もいない…。 もしかして、僕は大変な事をしてしまった……。 |
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| 航 | よく考えれば、虫のいい話だよな。みんなが待っていてくれるなんて。これだけ、心配かけてさ。 ……。海神航の、大バカ野郎ぉぉぉー!!! |
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| 航 | 戻ってきたのに…。高校編入も、妹達も、何もかも失った…。 |
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| 可憐 | お兄ちゃん…お兄ちゃん…お兄ちゃん… |
| 航 | ぷはっ! |
| 可憐 | お兄ちゃーん! |
| 航 | ……!可憐ちゃん。 あ、ついた。 |
| 可憐 | クスクス、クスクス… |
| 航 | あははは… |
| 可憐 | …夢じゃないよね。 |
| 航 | うん。 |
| 可憐 | お兄ちゃーん! |
| 航 | わわ、わっわっ! |
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| 可憐 | お兄ちゃん、なかなか戻ってこないから、可憐、いろんなこと考えて、とってもとっても不安になって…。 |
| 航 | ごめん、心配かけて。 |
| 可憐 | でも、可憐、絶対に帰ってくるって信じてた。 お帰りなさい、お兄ちゃん。 |
| 航 | …ただいま。 さ、帰ろ。 |
| 可憐 | うん。 |
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| 咲耶 | はぁ…。 …?お兄様!? |
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| 鈴凛 | あっ…。アニキなの? |
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| 春歌 | …? |
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| 鞠絵 | あっ。 |
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| 千影 | …フッ…。 |
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| 四葉 | ここは、帰ってくる兄チャマをチェキするベストポイントデス! |
| 衛 | あにぃ、まだかなぁ。 |
| 花穂 | 衛ちゃん、疲れない? |
| 衛 | え?ボクは楽しいよ。走ってるみたいで。 |
| 雛子 | おにいたま、いつ帰ってくる?今日?明日?明日の明日? |
| 四葉 | それは、兄チャマだけが知ってるデス。 |
| 亞里亞 | 亞里亞、兄やがいないと寂しい…。 |
| 白雪 | 必ずにいさまは帰ってくるですの。 |
| 亞里亞 | くすん、くすん… |
| 四葉 | あ! |
| 花穂 | あ! |
| 雛子 | あ! |
| 亞里亞 | あ! |
| 白雪 | あ! |
| 衛 | あ! |
| 妹達 | お兄ちゃん! |
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| 航 | みんな愛想尽かしていなくなったのかと思った。 |
| 可憐 | そんなこと、あるわけないのに。みんな、お兄ちゃんの帰りをとっても心配していたんだから。 |
| 妹達 | お兄ちゃーん!キャハハハ… |
| | |
| 咲耶 | あっ… |
| 航 | 咲耶ちゃん。 |
| 咲耶 | お兄様! |
| 妹達 | お兄ちゃん! |
| 咲耶 | お兄様…。 |
| 妹達 | お帰りなさい。 |
| 航 | みんな、ただいま。もう、どこにも行かないよ。心配かけてゴメン! |
| 咲耶 | 絶対に戻ってくるって、信じてたわっ! |
| 妹達 | うん! |
| 白雪 | 今夜のディナーは姫が腕を振るっちゃいますの! |
| 花穂 | お兄ちゃまとごはんだー! |
| 妹達 | キャハハハ… |
| 航 | やっぱり、ここが僕のうちなんだ。妹達のいる、ここが。 |
| | |
| | |
| 航 | …そうか。帰ってきたんだ。 |
| 可憐 | お兄ちゃん。おはようございます。朝ごはんの準備ができましたよ。 …どうかしたの?お兄ちゃん。 |
| 航 | いや……。ありがとう…。 |
| 可憐 | クスクス。お帰りなさい、お兄ちゃん。 |
| | |
| みんな | いただきます。 |
| 航 | おいしい。 |
| 白雪 | うれしいですの。 |
| 花穂 | お兄ちゃまと一緒に食べると、おいしいね。 |
| 雛子 | おいしいー。キャハハ。 |
| 鞠絵 | おいしいです。 |
| 咲耶 | ほんとね。 |
| 航 | …眞深ちゃん……。 やっぱり、僕から言わないと。 みんな、僕、みんなに言わなくちゃならないことがあるんだ。眞深ちゃんのことなんだけど……。実は、彼女、本当の妹じゃないんだ。 |
| 妹達 | ? |
| 航 | 眞深ちゃんにも、色々、事情があったみたいで……。騙されたって気はしなかったし、僕は逆に感謝しているんだ。とっても、優しい子だったよね。 |
| 可憐 | う、うん。可憐もそう思う…けど… |
| 咲耶 | ねぇ、お兄様?今まで眞深ちゃんのこと、全然知らなかったの? |
| 航 | えぇ!?じゃ、じゃあ、みんな、知ってたの!? |
| 妹達 | う、うん…。 |
| 航 | そうか…。僕だけ知らなかった、わけ。 |
| 千影 | フッ。兄くんらしいね。 |
| 鞠絵 | 兄上様、これ、眞深ちゃんが。 |
| | |
| 航 | 12人の妹達へ。 |
| 眞深 | 私は今日、ここを出て行きます。詳しい理由は今はヒミツ。でも、あんちゃんは必ず帰ってくるから。それから、みんな多分知ってると思うけど、私はあんちゃんの本当の妹じゃないの。あんちゃんは全然気付いていないけどね、エヘへ。そんな私を、本当の妹のように受け入れてくれて、ありがとう。この一年、すごく楽しかった。さようなら。 |
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| 航 | …眞深、より。 |
| | |
| 雛子 | ぐすっ。眞深ちゃん、いつ帰ってくるの? |
| 妹達 | ……。 |
| 航 | …待ってあげようよ。いつか必ず、ただいまって…、また、帰ってくる気がするんだ。ね、みんな。 |
| 可憐 | ……うん。 |
| | |
| 航 | そして再び、妹達との生活が始まった。 |
| | |
| 可憐 | お兄ちゃん、遅いなぁ。 |
| 猫 | ニャー… |
| 可憐 | あら、また迷子になっちゃったの? |
| 航 | おまたせ。 |
| 可憐 | あっ。 |
| 航 | ゴメン、遅くなって。 |
| 可憐 | ううん、いいの。お兄ちゃんがそばにいてくれたら、それだけで。 |
| 航 | 大丈夫。僕はもう、どこにも行かないよ。 |
| 猫達 | ニャー…ニャー… |
| 可憐 | ウフフ… |
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| 花穂 | あっ!お兄ちゃま、チューリップ! |
| 航 | かわいいね。 |
| 花穂 | うん。いっぱいいっぱい、大きくなりますように。 |
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| 雛子 | おにいたま、楽しいね。 |
| 航 | うん。 |
| 雛子 | できたら、ヒナのくまさんグミあげるね。 あっ。ちょうちょ。 アリリ…。飛んで行っちゃった。ちょうちょさんにもくまさんグミあげようと思ったのにな。 |
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| 航 | いろいろ心配かけて、ごめんね。 |
| 咲耶 | 私は、お兄様が戻ってくるって、信じていたわ。 |
| 航 | 信じてた、か。 |
| 咲耶 | 私を置いていくわけがないわ。そうでしょ?お兄様。 …信じてたんだから。探しに行こうなんて、思わなかったんだから。 |
| 航 | …咲耶ちゃん。 |
| | |
| 鈴凛 | えへへ、アニキが帰ってきたから、研究を再開したんだ。 |
| 航 | 研究、お休みしてたんだ。 |
| 鈴凛 | うん、アニキがいないと、なんか元気が出なくってさ。 とゆーわけで、この子のためにも、資金援助、よろしくね! |
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| 白雪 | ラランラランララーラー♪うふふ、全部残さず食べてくれたんですの。 |
| 航 | 白雪ちゃん、すごくおいしかったよ。 |
| 白雪 | …え? |
| 航 | 本当に、おいしかったよ。 |
| 白雪 | おいしい…。姫は、何より、にいさまのその一言が一番うれしいんですの。 |
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| 四葉 | 四葉の推理は、当たったデス!四葉は、兄チャマが帰ってくるの、わかってたデス。 |
| 航 | …そうなんだ。 |
| 四葉 | 実は前の夜、兄チャマが帰ってくる夢を、見たのデス! |
| 航 | 予知夢?それって、推理と関係あるのかな。 |
| 四葉 | 四葉は、兄チャマのことならなんでもお見通しデス!これからも兄チャマをチェキ、チェキ、チェキデス! |
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| 春歌 | …。 |
| 航 | 春歌ちゃん、何お願いしたの? |
| 春歌 | あっ。内緒ですわ。ポッ。 |
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| 亞里亞 | …。 |
| 航 | ん?亞里亞ちゃん、どうしたの? |
| 亞里亞 | …亞里亞と遊ぶ? |
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| 衛 | アハハッ。シャワーみたいだ。 |
| 航 | 寒くない? |
| 衛 | 大丈夫。 あにぃ、これからも、いっぱいいろんなことしようね。 |
| 航 | うん、いっぱいしよう。 |
| 衛 | あにぃ。 |
| 航 | ん?ん?あぁ! |
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| 衛 | あにぃ、ゴメン…。 |
| 航 | 大丈夫だよ…。 |
| 鞠絵 | でもかすり傷で良かった…。 |
| 航 | ありがとう、鞠絵ちゃん。 |
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| 航 | 千影ちゃんには、未来が見えるの? |
| 千影 | あぁ、見えるよ。けれど、未来は人の意志の力で刻々と変わるんだ。だから、兄くんはここにいる……。それだけのことだよ。 |
| 航 | 自分の意志か。そうだ、あの時のお守り。ありがとう。 |
| 千影 | 戻ってきた兄くんには、必要ないものだね。 |
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| 航 | えっと、白雪ちゃん、もうちょい右かな。 |
| 白雪 | こうですの? |
| 航 | OK。みんな、そのままで。それっ! |
| 四葉 | 兄チャマはやくはやくー。 |
| 雛子 | うわーい! |
四葉 鈴凛 | せーの、キャホー! |
| 花穂 | きゃっ。 |
| みんな | アハハハ… |
| | |
| 燦緒 | あれが、かっこいいのか? |
| 眞深 | うん、かっこいいよ。 |
| 燦緒 | 分からない…。これが、選ばれたものの道を捨ててまで、することか。 |
| 眞深 | この島にいたらわかるよ。私だって、最初は燦緒あんちゃんと同じだったんだから。 |
| 燦緒 | フッ。燦緒あんちゃんか。久しぶりに、そう呼んでくれたな。 |
| 眞深 | フフフ…、あ〜んちゃん。 |
| 燦緒 | ブハッ。ゲホゲホ。そ、そんな気色悪い呼び方するな!するな!するな! |
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| 航 | …。そうだった。あの子にお礼を言わなきゃ。 |
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| 航 | あっ。 |
| 女の子 | …。 |
| 航 | 約束だったね。この島の、この場所で。 |
| 女の子 | クスッ… |
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| 航 | 僕は小さい頃、この島に来て、妹達に会っていたんだ。 |
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| 子航 | また会おう。今度会う時は、もっともっとかっこいいお兄ちゃんになっているから。そしたら、一緒に暮らそう。約束だよ。 |
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| 航 | あの時の約束を思い出させるために、君は、僕の思い出から、現れてくれたんだね。 |
| 女の子 | 約束を、守ってくれてありがとう。今度は、忘れないでね。私は、みんなの中にいるから。 |
| 航 | 僕のほうこそ、ありがとう。忘れないよ。 |
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| 山田 | ガルバン?ガソバル?アッハハハハー。やだなー航くんー。ア・レ・はぁ。昔は良かったなー的な後ろ向きの象徴さぁ!ボキは、今日から前向きに生きることに決めたんだ。 |
| 航 | ハァ? |
| 教師 | ハイハイ、皆さん着席。えー。転校生を紹介します。山神眞深美さんです。 |
| 山田 | うぉー!好きだー!ケッコンしてくださーい!! |
| 航 | 眞深ちゃん! |
| 眞深 | えっへへー。居心地良いからここを離れたくなくって。 |
| 燦緒 | 本当にかっこいいことの真実を探して転校してきました。山神燦緒です。そういうわけだ、よろしくな、航。 |
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| 航 | じいや、この島どうなるの? |
| じいや | それは、ご心配なく。プロミストアイランドは、私ども島民にお任せください。ぷはぁー。 |
| 航 | いろんな人が、僕達の未来のために働いてくれてたんだね。 |
| じいや | それが、私どものつとめでございます。 |
| 航 | 僕達、もうしばらく、ここにいていいんだよね。 |
| じいや | もちろん。 |
| 鈴凛 | ヤッホー、アニキー! |
| 航 | えっ!? |
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| 四葉 | 兄チャマー! |
| 春歌 | 兄君さま! |
| 鈴凛 | アニキー! |
| 花穂 | お兄ちゃま! |
| 可憐 | お兄ちゃーん! |
| 衛 | あにぃー! |
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| 航 | …ハハ…。アハハ…。 |
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| 白雪 | にいさまー! |
| 千影 | 兄くん…。 |
| 雛子 | おにいたまー。 |
| 咲耶 | お兄様ー! |
| 鞠絵 | 兄上様…。 |
| 亞里亞 | 兄やー。 |
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| 航 | アハハ…アハハハ…! |
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| 航 | それは、遠い遠い昔のような、それとも、ほんのちょっと前のような、とにかく、僕の人生は、その子達に出会ったときからガラリと音を立てて変わってしまったんだ。 |
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| じいや | 航様の人生に起こる試練をあらかじめ計画して書き記したこの日記。しかし、こんな大人の思惑を超えて、航様は、たくましく成長なされているのです。鍵はもう必要ないですね。 そして、この本は私が記念に墓場まで持参いたしとうございます。 |